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ノックする、そして扉はひらかれる

日々葛藤。
子どもには子どもの世界があって、主張があるのだと思うのです。だからそれを理解したいと思うのですが、なかなか難しいですね。
人の筆箱をとりあげて、返さないので「返してあげてね」と最初は軽く注意します。
それでもやっぱり返さないので、「返しなさい」になりました。
多分彼はそれが気に入らなかったのだと思います。朝から機嫌が悪かったのもあって、筆箱をとって返さない事で憂さ晴らしをしたかったのかもしれません。
「オレに逆らえると思ってんのか?お前なんか転入してきたくせに」
と、ここで彼の理論が出てきたのです。もちろん、私に対して言われた言葉です。
どうも彼は、自分の中で上下関係の尺度があって、何かにつけてそれを持ち出すのですが、子どもなので根拠が曖昧なんですね。でも自分が信じる上下関係はあって、それによると私とその筆箱をとられた子は序列が下なのだそうです。
私がそのとき感じた疑問は二つでした。
一つは彼にとって目上にあたる人っていったい誰なんだろう?ってこと。
もう一つは、逆らっているというか、強制されている、または命令されていると彼が感じているんだろうか?ってこと。
多分強制に聞こえたんですよね。だから「逆らう」とかが出てくるんでしょう。
そこで私は反省したわけです。強要されて返してしまったら、なぜ自分が彼に返さなければならないのか、という一番大事な部分を「やらされた」という嫌悪感が覆い隠してしまうんじゃないだろうか。
多分彼の心の中には「なんだよ先生っていうだけでいばりやがって」の気持ちが強くて、自分がしたことを見直す機会は失われるんじゃないだろうか。
じゃあいったい、どうやって彼にそれを考えてもらえるんだろう?という問いが残ったまま放課後になったわけです。
今日の放課後は教頭先生のお話が聞けるとのことですごく楽しみにしていました。
思った通り素晴らしい先生でしたよ。
ただ、自分を試される思いでしたがw
教頭先生のお話の軸に「質問力」というのがありました。
教師というのは授業の中で色々問いかけをします。その問いかけによって授業が進んで行くのですが、子どもの考えを促したり引き出したりするための質問を「発問」といいます。それによって深く考える事ができる問い。これがかなり難しい。私はそこがわからなくって図書館で「質問力」に関する本もいくつか読んだんですが、やっぱり難しいというのが本音です。本質的で、具体的な問いが、いい問いとされるのですが、そういう問いってなかなか出てこないのですよ。
それゆえ、ぜひ身につけたい力です。一朝一夕に習得できる物ではないものの、教師にかぎらずあらゆる場面でいきてくる質問力。いい質問はゆたかな答えを引き出します。その意味で発問とは、相手の可能性を開かせる、引き出させる鍵のようなものなのでしょう。
鍵をいっぱい持っている、鍵ばあさんのような人になりたいですなぁ☆

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コメント

ここでいう『質問力』っていうのが、大人社会で求められている『ヒューマンパワー(人間力)』ってやつにあたるのかな(違うか(゚ー゚;?)

今企業が求める強い人材は周りを啓発することが出来る『強いヒューマンパワー』の持ち主だといいます。

子供にせよ大人にせよ、周りを巻き込むってのは難しいことですよね(;´Д`A ```

投稿: ヒロ | 2009年10月23日 (金) 11時59分

質問力というのは、本も出てて社会人でも求められる能力の一つだそうです。
質問にはそれこそ、本当に質というものがあって、基本的には二つの軸でなりたっているのだそうです。つまり、具体的と抽象的という軸と、本質的と非本質的という軸。たとえば、具体的だけど非本質的な質問だと、「きのう何食べた?」みたいなの。本質的だけど抽象的な質問は、いわゆる哲学的なもので、「幸福とは何か?」みたいなかんじ。で、一番いいのが具体的で本質的な質問だそうです。学校関係だと本質的っていうのは成長できるってことかな。たとえば、「作文の題は最初に書きますか?最後に書きますか?」とっても具体的。でも、それを考える事によって文を書くってこと、題をつけるってことはどういうことなのか、色々と考えるきっかけになります。
社会人だと、具体的で本質的な問いができれば、相手からいい答えを引き出せるわけです。例えば接客がうまい先輩に「接客はどうしたらうまくなりますか?」と聞いてもいいけれど、それだと答える先輩も、考えをうまくまとめられない事があります。だから、もっと具体的で本質的に、「お客様に声を書ける時の第一声は?」とか「あのお客様には、どうしてあの商品をえらんだんですか?」とか。私ではあまりうまい質問ができませんが、とにかく、質問をなげかける相手が、こだわっていそうなところを、こだわりを話したくなるようなところを狙って話をふるのがよいのだそうです。難しいですね。
第一声っていうのは、実はこだわっている人はこだわっていて、昔成績のいい営業マンの記事のところで、そういう質問があった気がします。そしたら、その営業マンがこだわりを話していました。そういうところに、その人の営業哲学みたいなものが感じられて、とても勉強になりました。
すごい人は世の中にたくさんいるんだから、色々聞かなきゃ損ですよねw

投稿: ひろさんへ | 2009年10月23日 (金) 21時38分

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